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ルール&マナー・基礎知識
[万一の備え]

〜いざという時のための知識〜

基礎知識

万一の備え
〜いざという時のための知識〜
この章で述べるような危機的な状況に遭遇することは、もちろんそう多いことではないはず。しかし、滅多に起きないからこそ、あせって対応を誤りやすいとも言えるわけで、日頃からこうした対処法を理解しておくことが、いつかきっと役に立つはず。万一のときにこそ、落ち着いて適切に対処できるように、日頃から備えておこう。

監修:サーファーズ・メディカル・アャVエイション(SMA)ジャパン
http://www.fitplus.co.jp/sma

海上でのレスキューの仕方
海上で溺れている人(溺者)を救助することは、コンディションによっては容易なことではない。潮の流れ(=カレント)、波高などの状況をよく考えて救助に向う必要があるのは当然だが、なるべく周囲にいる人たちにも知らせて一緒に救助に当たるようにしたい。もちろんライフガードのいる海ならば、両腕を大きく左右に振って彼らに救助を求める合図を送ろう。

※海上における事件・事故の緊急通報は、局番なしの118番で海上保安庁へ!!
溺者に近づく
「どうしましたか?」と声をかけながら溺者に近づきつつ、素早く観察する。すでに水面でもがき苦しんでいるような事態であれば、すぐに手を差し伸べるといきなりしがみつかれてこちらの身動きが取れなくなることがあり危険。2〜3mに近づいたところでボードを差し出してつかまらせてあげるとよい。「もう大丈夫です」「安心してください」など、パニックした相手を落ち着かせる言葉をかけてあげよう。もしも溺者に抱きつかれて身動きが取れなくなったら、自分だけ水中に潜って相手の腕を解き放させること。
ボードに乗せて岸まで運ぶ
溺者をボードに乗せるには、一度ボードを裏返しにして溺者の片腕をボードに引っ張り上げてから、そのままの状態でボードを表に返すようにする。ボードを回転させるときの浮力を使って溺者の身体をボードの上に引き上げるのがポイント。溺者をボードのデッキの上に腹ばい(=パドリングのポジション)にさせたら、その脚に覆い重なるようにして後方からゆっくりとパドルし、岸に向う。
安全な場所へ移動する
岸に着いたらまず波打ち際から避難させること。人工呼吸にしろ応急処置にしろ、それらの行為を安全に行うことができる場所へ移動する。炎天下や、処置中に二次的被害を受ける可能性のあるような危険な場所を避けなくてはいけないが、処置を始めるまでに無駄な時間を過ごすわけにはいかないので、あくまでも敏速に移動する必要がある。
救急蘇生法の実施
万が一、溺者が心肺機能停止となったら、慌てることなく敏速に救急蘇生法を施す必要がある。心停止後3〜4分が経過すると脳に障害が生じるため、少なくとも4分以内には心肺停止患者の気道を確保し、呼吸と循環を維持させる必要がある。
意識の確認
「年齢・名前・気を失った状況」などを聞きながら相手の話し方、顔色、目の動きなどを観察し、意識がしっかりしているかどうかを確認。喉に嘔吐物がある場合は体を横向きにさせるか顔を横に向かせ、口内の嘔吐物を指でかき出す。
気道の確保
意識が無い場合にはまず周囲の人に助けを求める(119番通報)とともに、溺者を仰向けに寝かせたまま、頭部を後方へ傾け、あごを上に突き出すようなポーズを作って気道を確保する。ただし事故で首の骨を損傷していることも考えられるので、無理やり首を後ろに曲げるようなことはしない。口の中に嘔吐物があるようならば、顔を横にして口を開き、人差し指で口腔内の異物をかき出す。
呼吸・循環状態の確認
10秒以内で素早く呼吸や循環状態を確認。意識が無く呼吸停止している場合でも、気道の確保をすることで呼吸が再開し助かることが多い。気道の確保後、すぐに患者の呼吸を確認する。患者の口に耳を近づけ、胸の上下動を観察する。呼吸の音が「ゴロゴロ」や「ヒューヒュー」と聞こえる場合には舌根沈下や異物が詰まっている恐れがあるので、さらに充分な気道確保を行うこと。
呼吸、胸の動き、咳などがなんら見られない場合には、心停止している可能性がある。脈が無いと判断した場合には、すぐに心臓マッサージを行う必要がある。

※従来は、頚動脈に親指と小指を除いた3本の指をあてがって脈の確認をしていたが、慣れない人にとって拍動の確認は難しいため、目と耳とでよく観察すること。
人工呼吸を2回
気道確保の後、空気が漏れないように患者の鼻を指でしっかりとつまみ、患者の口を完全に救助者の口で覆って、ゆっくりと2秒くらいかけて、胸が軽く膨らむ程度に息を吹き込む。患者から口を離し、3秒ほど数えてから、同様にして人工呼吸を続ける。人工呼吸を行っても、抵抗があり呼気が吹き込めなかったり胸が膨らまなかったりしたら、もう一度気道確保の仕方を確認することが大切。
呼吸が不十分なうちは、上述の手順で人工呼吸を続け、その後も脈を確認すること。
心臓マッサージ
剣状突起(肋骨の頂点)から指2本ぐらい上(頭側)に手のひらを置き、その上にもう一方の手を重ねて乗せ、両腕に均等に力が入るように膝立ち姿勢となる。肘を伸ばしたまま、1分間に100回のペースで心臓マッサージを15回行った後、人工呼吸を2回行う。
これを救助が来るまで続ける。
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