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ルール&マナー・基礎知識
[身体のケア]

〜身体のケアとケガの応急処置〜

基礎知識

身体のケア
〜身体のケアとケガの応急処置〜
スポーツに怪我はつきものだが、普段から身体をケアしておくことでそのリスクは最小限に抑えられる。海に入る前に浜辺で波をよく観察しながらストレッチを行えば一石二鳥。また、もしも怪我をしてしまった時には素早く適切な応急処置を行うことが、一日も早い回復につながるだろう。

監修:サーファーズ・メディカル・アャVエイション(SMA)ジャパン
http://www.fitplus.co.jp/sma

基本ストレッチ
海に入る前には、使用する筋肉や関節の可動域をゆっくりと伸ばす「スタティック・ストレッチ」がオススメだ。ストレッチされる筋肉に意識を向け、心地よい張りが感じられるところでいったん静止し、10〜20秒間保持する。動作中に呼吸を止めたり、痛みを感じるところまで伸ばしては駄目。呼吸は静かに長めに行うと良い。ウォームアップで行うストレッチには、体温を上げ、筋肉の毛細血管を開き、筋肉をはじめ体の組織全体のエンジンがかかった状態にするという大切な目的があり、寒い時期などは特に念入りに行いたい。ただし、普段行う場合にはあまりやり過ぎても良くないので、10〜15分くらいを目安にしよう。ここに示した以外にも、足首や手首を回したり筋肉に緊張を感じられる部分のストレッチも有効。サーフィン前だけでなく、サーフィン後や就寝前などにこれらのメニューを行うのも効果的だ。
怪我の応急処置 [真水(水道水)で洗う]
海で怪我をしてしまったら、それが出血のある怪我にしろ打撲や骨折などにしろ、まずは患部を真水で洗い、乾いたタオルで水分を拭き取る。真水で傷口を洗い流すことで傷口の洗浄効果がえられる。出血状態にもよるが、数分間ほど長めに行うようにすると良いだろう。洗いながら傷の深さや症状を同時に確認しておこう。体が冷えているような場合は、毛布などで体を暖めるようにする。
怪我の応急処置 [止血法]
サーフィン中の切り傷の場合、海水に触れているために出血の程度がわかりにくいが、一般に運動中は血の巡りが良くなっているため出血量は多くなる傾向がある。海から上がって出血がひどく思えても慌てず冷静に対処しよう。スケッグによる怪我ではかなり深くカットしてしまっているケースもあるので、痛みの度合いとともに傷口の場所・大きさをしっかりと確認しておこう。
a.直接圧迫止血法
何重かに折り曲げたガーゼもしくはハンカチを患部にあてがい、両手の指でしっかり圧迫する。その後、包帯やテープなどを巻いて固定する。押さえているガーゼやハンカチに血が滲み出てくるような場合には、新しいものに取り替えるのではなく、汚れたその上から別のものを重ねるようにして圧迫する。より簡単で確実な止血法だが、出血が多い場合にはb.やc.を併用すると効果的。
b.止血帯法
腕や脚などの太い血管の損傷による出血で、直接圧迫止血法では止血できないような場合に行われる。傷口よりも心臓に近い部分に、三角布や包帯、スカーフなどを巻き、強く縛って止血させる。救急隊を要請するような大きな損傷の場合には、縛った時刻を患者の皮膚にマジックなどで記録しておくと役立つ。
c.間接圧迫止血法
四肢や顔面などからの出血をしている場合に、出血部位よりも心臓に近い部分を手や指で圧迫して止血する方法。慣れていない人は圧迫部位を見つけることが難しいため、あまり一般的とは言えないが、参考までに代表的な「止血点」を図示しておく。
(参考)止血点
●頭部の止血点
耳の横にある浅側頭動脈を手のひらの小指側で強く圧迫する。

●肩や前腕の止血点
鎖骨のくぼみにある鎖骨下動脈を指先で強く圧迫する。

●上腕の止血点
脇の下を指で探り、ドクドクと脈を打っているところを手で強く握る、もしくは指先で強く圧迫する。

●前腕の止血点
上腕中央にある上腕動脈を指先で強く圧迫する。

●指の止血点
指の付け根を親指と人差し指で両側からつまむようにして強く圧迫する。

●下肢の止血点
ももの付け根にある大腿動脈を手のひらに体重をかけるようにして強く圧迫する。
RICE処置
どんな怪我であれ「患部を冷やしながら伸縮性の高いテープや包帯などを用いて患部を圧迫させる」というのが代表的な処置である。何の処置もせずにいると患部が内出血し、腫れてくるが、腫れが治るまでには数日から数週間かかることさえある。患部が腫れないようにするというのも、応急処置の大切な目的のひとつ。
下記に示す「安静・冷却・圧迫・高挙」という代表的な処置は、欧文頭文字をとって「RICE処置」と呼ばれている。

※もちろん、個人レベルでの対応が不可能と思われるような大怪我の場合には、周囲の人に声を掛けて協力してもらうとともに、速やかに119番へ連絡!!
安静にする(Rest)
まずは患者を安静にさせる。炎天下であれば日陰に移動させて汗などをぬぐい、体温が下がっている場合には毛布などで体温維持を行う。応急処置が終わっても患部に負担をかけないよう常に注意する。
冷やす(Icing)
ビニール袋に氷を詰め、患部に15〜20分間あてがう。徐々に感覚が麻痺し、しびれを感じ、やがて痛みを覚えるくらいまで冷やすのがポイント。痛みを覚えたらしばらく休憩し、再び冷却を数回繰り返す。患部を冷やすことで、血管が収縮して損傷部分の代謝を低下させる。また出血がある場合には、血流を緩めて止血を早める効果もある。なお、処置にともなう痛みはある程度我慢する必要があるが、異常に痛む場合や皮膚の表面に赤い斑点もしくは白い斑点が現れるようならば中止すること。
圧迫する(Compression)
痛みが増すようで気がすすまないかも知れないが、内出血を防いだり血腫ができるのを抑えるためには、包帯などでぎゅっと患部を強く抑えることが大切。ただし、患部より先の部分の色が変色したりしびれるようならば、きつ過ぎるので少し緩めてよい。
高く上げる(Elevation)
患部を心臓よりも高い位置に固定し、安静を保つ。出血を軽減するとともに、心臓への血液の戻りを良くすることで、患部の腫れを防ぐという効果がある。基本的には仰向けに寝た状態から腕や脚など怪我をした部位の下に座布団などを数枚重ねた程度で構わない。なるべく患部を動かさぬように固定する。
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